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【H28、回答例】耐震性能の照査方法と耐震設計上の留意点【技術士・建設部門 コンクリート Ⅱー1-8】


 こんにちは、masaです。技術士二次試験の対策として過去問の回答例を準備するということをしています。回答例集はこちらからどうぞ。

 なお、内容については独断と偏見まみれのため、自己責任により参考にしていただければと思います。

 内容については、もっといい回答が思い浮かんだら変更したりします。

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問題文(全文)

「Ⅱ―1―8 大地震に対する耐震設計が必要なコンクリート構造物の例を1つ挙げ、その耐震設計の手順を示し、耐震性能の照査方法を具体的に述べよ。また、耐震設計上の留意点について述べよ。ただし、耐震補強は除くものとする。」

 

 

原文(案)

 大地震に対する耐震設計が必要なコンクリート構造物を橋梁の橋脚として記述する。

1.耐震設計の手順、照査方法

 橋脚の耐震設計は、供用中に比較的発生頻度の高いレベル1地震動に対し、許容応力度法にて断面寸法や鉄筋の断面形状を決定する。レベル1で決定した断面形状に対して、レベル2地震動に対する耐力照査を行い、耐震性能を満足する橋脚形状を決定する。

 レベル2地震動に対する照査は、保有水平耐力を計算し、地震時水平力以上を有しているか、非線形動的解析を行い、応答塑性率や残留変位量が許容値以下であるかを確認する。

2.耐震設計上の留意点

 保有水平耐力は、曲げ耐力とせん断耐力の小さい方の耐力としている。せん断破壊は脆性的な破壊となるため、構造的に望ましくないため、段階的に破壊に至る曲げ破壊型となるよにせん断補強筋を適切に配筋することが重要である。

 

コメント

  • 耐震設計の知識が足りなく、字数不足です。ですが、一応アップしておきます。知識が補えたときに追記して合格レベルのものにいつか、書き換えたいと思います。
  • レベル1:許容応力度で断面決定、レベル2:レベル1の断面で決定した断面について保有水平耐力を計算して照査。
  • 解析は知識がなくて、よく聞くキーワードを書いていますが、内容は浅いカンジになっています…。
  • 留意点は一般的に言われる「せん断は脆性破壊するから避けよう」ということを書いています。