思考酒後

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初めての損切りと感想など


 こんにちは、masaです。
 株式投資を始めて5年、個別株を始めて3年経ちますが、初めて損益通算および損切り・損出しをしました。
 どんなことを考えたのか、今の気持ち、これからの展望、損益通算および損切り・損出しの仕組みについて触れていきたいと思います。

 まず、マイナス約定した銘柄は1459 楽天225ダブルベアです。

  • 購入価格 613,790円(基準価額 1,227円×5束)
  • 売却価格 430,000円(-183,790円)
  • 今年の利確合計 1,350,000円

 楽天225ダブルベアは日経平均株価に2倍で逆相関する銘柄です。日経平均は6カ月のチャートで30,500~33,500の幅で推移しています。現在はほぼ最高値である33,500円に位置しており、ここからまた下がっていくと予想しています。

▽日経平均株価

 

▽1459 楽天225ダブルベア(時系列変わってて申し訳ないです…。)

 もしそうなるのであれば、このタイミングで損出しして買い戻せば利益も取れるし、大幅な含み損を見なくてもいいし、節税対策になると考えていました。

 また、この時は「利確によって支払った税金>損確によって失った金額」であれば損確によって「失った金額が全て戻ってくる」と思っていました。

 利確後に気付きましたが、正確には損確によって失った金額の「2割」が翌年の1月中旬頃に還付される制度です。ちなみにこれは特定口座の源泉徴収ありにおいて適用されます。

 投資家として、トレーダーとして損出しした経験は成長するために悪くない選択だったと痛感していますし、これからも戦略の一つとして損出しを組み込んでいこうと考えています。

 

▽損出しの考え方。損益の2割分の税金が還付される。



 結局約定した後に気付いて今に至りますが現状を分析すると、

①明日買い戻してもいいし、②時期狙って買い戻してもいいし、③別の銘柄行ってもいいし、という3つの選択肢が得られたことと、④含み損が消滅した気持ちよさ、⑤少なからず現金回収できた、という副次的な2つのメリットが得られたのかなと考えています。

 

これからの展開

 僕は日経平均においてはレンジ相場主義者なのでやはり日経平均33,500円の高値を突破しないと考えています。なので基本的には①明日買い戻す、を取りますがまず3束(300株)で、まだ上がるようであればもう3束(300株)購入しようと思っています。

 

今の気持ち

 やっぱり悔しさが一番大きいです。今まで負けたことがなかったので負けたことがとにかく悔しいです。-18万を取り返すのには2ヶ月くらいかかるので積み上げてきたものが崩れてしまい、悲しさもあります。

 違う言い方、見方をすると「これまでは負けを認めずに握りつづけた結果運よく常に勝てた」とも捉えることができ、負けを認められたのは成長のように感じます。

 また、今回のトレードは既存のルールを有効活用する術を知って、実行したことも評価できるポイントです。使いどころは多分にありそうなので2024年のトレードでも活躍してくれると思います。

 

 あとベア型は基本的に短期以外で持たない方がいいなと感じました。良く耳にしますが、自分の体験でも意見が一致しました。

 とは言え、「株価は上がったり下がったりして同じ数値に留まることはない。」という自分の中にある金科玉条のもと、上抜けするリスクを覚悟を持って買い戻したいと考えています。相場に絶対はありませんが、自分が考えた期待値の高い銘柄に張りたい。張って負けたらそれでいいと思います。

 

損益通算とは

 損益通算は損益を通算(合計)して、合計利益に対して2割の税金が生じるというルールです。
 もう少し紐解くと「特定口座、源泉徴収あり」に限ると利確した瞬間に2割の税金が発生し、税金が差し引かれたものが入金されます。一方で損確した場合には本来払わなくてよくなった「損失の2割」が翌年の1月に戻ってくるという制度です。

 利確して納税していないと、戻ってくるものもないので、利確額を超えて損確した場合は損益の2割は戻ってきません。

 

損出しとは

 損益通算を行うために損確・損切りした銘柄を翌日以降に買い戻すことを言います。損出しすると①含み損を目にしなくていい、②節税になる、③取得単価を下げることができるというメリットがあります。損確・損切り前の基準価額まで戻れば得しかない制度となります。

 

その後

 300株を概ね同じ価格帯で買い戻しました。ここからまた日経平均が上がるのであれば買い増ししていきたいなと考えています。自戒ですが、同じ銘柄で勝ちたいという気持ちを強く持ちすぎないように気を付けます。