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インフラメンテナンス2.0について【技術士・建設部門】


 こんにちは、masaです。

 技術士・建設部門の二次試験対策でインフラメンテナンス2.0について自分なりの考えをまとめたので公開します。分野としては長寿命化で、そのための解決策として「インフラメンテナンス2.0」があるという位置づけです。

 

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 インフラメンテナンス2.0とは

 国土交通省が推進するデータ活用型インフラメンテナンスです。もう少しかみ砕くとデータを活用してインフラのメンテナンスを行う手法です。

 

国土交通省リンク:https://www.mlit.go.jp/common/001258714.pdf

 

 具体的には以下の内容です。

  1. 紙からデータへ記録を移行する。
  2. 内容・書式を統一する。
  3. 各地方自治体で情報のデジタルデータをまとめる。
  4. 全国一斉にデジタルデータをデータベースに登録する。(一旦完結)
  5. 点検・診断・補修などの情報を適宜追加する。
  6. 集まったビックデータをAIによって分析・解析することでメンテナンスの最適化を目指す(最終目標)

 

 システムさえ整備できれば人員的にも予算的にも厳しい小規模自治体でも導入が見込めて、長寿命化の一助というメリットがある。

 

回答案

  • インフラメンテナンス2.0の推進

 新技術・データの活用に向けて「インフラメンテナンス2.0」を推進する。
 これまで各地方自治体で紙媒体で記録していたデータを、書式を統一して電子データ化し、それを全国一斉で統合し、データベースを構築する。データベースは検索・出力可能であるため全国の事例を参考とすることで長寿命化の参考にできる。
 長期的な視点ではビックデータが集積できるためAIによって分析・解析することでメンテナンスの方法・時期の最適化が可能となり、更なる長寿命化が期待できる。
 また、人員不足・経験不足もインフラメンテナンス2.0によって緩和することが可能になることが期待できる。

 

  • デメリット

 紙データを電子データに転記する作業が必要

 データの登録や活用方法の初期教育が必要

 活用するためのガイドラインが必要

 データ紛失のないようにバックアップの整備が必要