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【H29・設計および施工、回答例】スランプを大きくする場合の配合設計上および製造・施工上の留意点【技術士・建設部門 コンクリート】


 技術士の過去問の回答例を書いていきます。

 独断と偏見まみれですので、自己責任により参考にしていただければと思います。

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 (1)配合設計上の留意点

①減水剤を用いる。

高性能減水剤等を用い、単位水量、W/Cを変えず所定の効果性能を維持したまま流動性を向上させる。

②粗骨材最大寸法を大きくする。

③良質な骨材を用いる。

 粒度分布や形状の良い骨材を用いることで流動性を改善する。

 

(2)施工上の留意点

①時間経過に伴うスランプロスの確認

 事前の試験練りを行い、スランプロスの程度を確認し、練混ぜ後の使用可能時間を定義しておく。

②材料分離に留意する。

 粗骨材最大寸法を大きくすることでより分離がしやすくなるためレイタンス・ブリーディング等に留意し、必要な処理を行う。

③ワーカビリティを確保するために所定時間の練混ぜを行う。

 

 

解説(と思っています。)

①減水剤を用いる。

 単位水量やW/Cを変更すると色々と問題点が起こってしまう可能性があるので、とにかく減水剤を用いるに限ると思います。

 

②粗骨材最大寸法を含め、良質な骨材を用いる。

  • 粗骨材最大寸法を大きくする
  • 粒度分布を最適にする
  • 丸みのある川砂を用いる

 とすると流動性が改善される、という定説があるので記載してみました。

 

③スランプロスの確認をする。

 スランプを大きくしたい背景・理由としては高密度配筋など施工がしにくい場合があると思います。そのためいつまでそのスランプを保てるのか?という点が重要のため施工上の理由の最初に書きました。

 

④基本を重視する。

  • 材料分離に留意する。
  • 練混ぜ時間を遵守する。

 といった項目は基本的な要素ですが大切だと思ったので書きました。