崩壊荷重P、1階の右側の柱に作用するQc、1階の右側の反力V、2階の梁に作用するQbを求めよ。
ただし、梁、柱の全塑性モーメントはMpとする。
解いてみた。
①崩壊荷重を求める。
ΣMθ=ΣPδにより、崩壊荷重Pを求める。
ΣMθ=6Mpθ
ΣPδ=Pδ1(1階)+Pδ2(2階)
ここでδ1=θL、θ2=θ×2L=2θL
6Mpθ=3PθL
P=2Mp/L
②2階の梁に作用するQbを求める。
せん断力は曲げモーメントの和に対する傾きであるため
Qb=(Mp+Mp)/2L=Mp/L
③1階の右側の柱に作用するQcを求める。
②と同様にせん断力は曲げモーメントの和に対する傾きであるため
Qc=(Mp+Mp)/2L=Mp/L
④1階の右側の反力Vを求める。
2階の梁に作用するQb=Mp/Lである。
1階の梁に作用する曲げモーメントと柱の距離が同じであるためQ1階梁もMp/Lである。
鉛直方向のつり合いから
V=(Mp/L+Mp/L)=2Mp/L