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一級建築士で出題される生コンの知識【JIS A 5308】


生コンの種類

生コン(正式名称:レディミクストコンクリート)の種類は①普通コンクリート、②軽量コンクリート、③舗装コンクリート、④高強度コンクリートがある。

 

圧縮強度の合否判定

圧縮強度の合否判定は以下のとおりである。

・①1個の試験結果は呼び強度の85%以上であること

・②3個の平均試験結果は呼び強度以上であること

 

圧縮強度の試験頻度

100m3につき1回:高強度コンクリート

150m3につき1回:それ以外

 

スランプの許容値

2.5±1cm

5/6.5±1.5cm

8~18±2.5cm

21±1.5cm※

※スランプ21cmは①呼び強度27N以上かつ②高性能AE減水剤を使用している場合、±2cmとする。

 

空気量およびその許容差

軽量コンクリート:5.0±1.5%

それ以外:4.5±1.5%

 

塩化物イオン量

全て:0.30kg/m3以下

ただし、購入者の承認があれば0.60kg/m3以下へ変更することができる。

 

材料の計量誤差

セメント、水、高炉スラグ:1%

混和材:2%

骨材、混和剤:3%

 

運搬時間

練混ぜ開始から荷卸し地点に到着するまでの時間を運搬時間と定義し、運搬時間は1.5時間以内とする。

ダンプトラックで運搬する場合は、運搬時間は1.0時間以内とする。

 

(打継ぎ時間)【JIS A 5308外】

外気温25度未満:150分以内(2時間半)

外気温25度以上:120分以内(2時間)

 

JIS A 1107 コンクリートからのコアの採取方法及び圧縮強度試験方法

高さと直径の比が2.0よりも小さい供試体の圧縮強度の補正

高さと直径との比h/d:補正係数K

2.00:1.00

1.75:0.98

1.50:0.96

1.25:0.93

1.00:0.87