こんちには、masaです。
コンクリート工の生産性向上のために国交省が推進している政策について土木構造物ガイドラインに則って概要をまとめておきます。
コンクリート工の生産性向上はi-Constructionの①ICT土工の実施、②全体最適の導入、③施工時期の標準化のうち②全体最適の導入に該当しています。
なお、コンクリート工の生産性向上は個別最適ではなく、全体最適を導入することによって仕様・設計・製造・製造・管理の複雑化を避けて品質、納期、施工精度、コストの向上を狙った施策の総称です。
(1)構造物形状の単純化
(2)仕様材料および主要部材の標準化
①部材寸法の標準化
②形鋼使用種類の少数化
③配筋仕様の標準化
④流動性を高めた現場打ちコンクリートの活用
コメント:スランプ8cmから12cmへ緩和。ただし配筋条件、運搬・打込みなど作業条件を考慮すること。
(3)部材のプレキャスト化
(4)新技術・工法の活用
①機械式鉄筋定着工法
②機械式鉄筋継手工法
③埋設型枠
④プレハブ鉄筋
コメント:鉄筋の組み立て作業を工場又は作業ヤードで事前に行う。ただし組み立て時の変形や転倒などの安全対策に留意する。