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【書評】「仕組み」節約術


こんばんわ、masa@ masa)です。

図書館で月10冊ほど借りていて読んだり、読まなかったりしています。この本はタイトルの時点で「具体的に効果のある何か」が得られそうな感じ借りてみました。その結果、気が向いたので書評をしてみます。拙い「書評」になりそうですが、どうぞ最後までお付き合いください!

どんな本なの?どんな人にオススメ??

固定費を圧縮する方法を紹介していて、チマチマめんどくさいことを続けるのが嫌いで、一度ガッツリやっておけば後は放置するだけで節約できるっていう手法を望んでいる人にオススメです!

ちなみに一度ガッツリやるのも、ちまちまめんどくさくないこともしたくないという人は根本的に残念ながら節約には向いていないでしょう…。

 

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どんな節約方法を推奨しているの?

固定費による支出を見直して、見直した後はその恩恵に預かり続けて節約する方法を推奨しています。

 

もう少し掘り下げると固定費を見直すときは探したり、調べたり、行動したりと初期の手間がかかりますが、それ以後は全く手間がかららないので時間とともに利益を生み出し続けるという手法です。ここで示す固定費とは主に「家賃」、「水光熱」、「維持費(自動車)」、「スマホ」です。

  • 「家賃」は収入の25%以下を推奨していました。これ以上であれば広さ、条件等を見直した方がいいとのことです。
  • 「車」はそもそも必要なのかを検討したほうがいいそうです。利用頻度と得られる利益を比べて、状況によってはカーシェアリング等で代替できないか検討すべきと書いていました。

 

ここからは私の意見ですが、

  • スマホ」は格安スマホに変えると料金が大幅に安くなります。電波の使用量と要相談ですが、検討してみてはいかかでしょう?
  • 「水光熱」は水道会社は選べないものの「電気」と「ガス」は自由化によって選択できるようになりました。なので自身のライフスタイルに応じた会社を選ぶのも一つの節約につながると思います。

 

▼電気とガスを検討したときの記事です。

masa-mn.hatenablog.com

 

本を読んで得られた知見

「消費の嗜好性」と「対策」を知ることができる。

1分野ごと5問×4分野の質問によって自分の「消費の嗜好性」と消費への「対策」が示されています。

それにより具体的に自分の生活を見直すことができるので参考になりました。ちなみに私は見栄を張りたい傾向にあって、必要以上に衣服等にお金を掛けてしまいがちとのこと。

まぁ、当たっていますね。

 

他の具体的な節約方法と導入決定方法例

具体的な方法として「省エネ家電によって節約する」ことを勧めていました。省エネ家電の導入時の決定方法例として「省エネ家電を使うことで得られる総節約金額が、省エネ家電の価格の2倍以上であること」と紹介していました。この基準をクリアすることで少なくとも「省エネ家電の金額分」はお金が浮く(金額の2倍以上の節約効果を発揮するため)と紹介していました。これは実用的だと思いました。

→「初期費用を大きくして管理費用を下げることで総合的に利益を得る」という考え方はすべての面で有効のように感じました。

 

お酒を飲むことによる出費の大きさを実感 

お酒を惰性で飲みに行って、それを「週2回」を30〜65歳までの「35年間続ける」と「1680万円の費用が発生する」ようです。こんなに掛かっているとは…。お酒はほどほどにしようと思いました。節制できたら苦労しないんだよなぁ…。

 

迷う時間を作らない

時間とお金を等しい価値があると定義します。ここで、例えば680円と730円の定食の選択に悩んで10分消費したとします。これを6回繰り返せば1時間の消費に繋がります。

50円の差について悩む時間が合計1時間となってしまいます。この1時間という時間があれば50円×6回=300円以上の価値は優に超える何かを生産できますよね?こういう小さい迷いによる時間損失は意外と発生してしまい、それを作らないようにするために即断即決する癖を心掛けると良いと書いていました。

ここからは私の意見ですが、「迷い」は時間も消費しますが、「意志」も消費してしまします。「意志決定」、「行動」、「我慢」は同じ精神的リソースを消費し、この精神的リソースには限度があると言われています。「精神的リソースの節約」という観点でも即断即決することは非常に価値のあることのように思います。

 

おわりに

節約するためには「いかに仕組みを作るか」ということが書かれていて、凄く共感できました。自分の生活を見直して自動的に貯金できる生活スタイルを作っていきたいですね。