柱部材が全塑性状態に達しているPとQはどのようになっているか。
解いてみた
全塑性状態になっている部材は、圧縮を負担する区間と曲げを負担する区間を分けて考える。
圧縮
圧縮を負担する区間の断面積Aは
A=2d×d×2=4d^2
荷重P(N)=応力σy(N/mm^2)×断面積A(mm^2)
P=σy×4d^2=4d^2×σy
曲げ
M=QL → Q=M/L
全塑性において圧縮側と引張側が偶力(同じ力)になり、断面積(mm^2)×全塑性応力(N/mm^2)である。
これに腕の長さを乗じてM=(4d×d)×σy×3d=12×d^3×σy
Q=M/L=(12×d^3×σy)/L