思考酒後

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一級建築士:定常状態における必要換気量、例題1(環境・設備)


室内の二酸化炭素濃度について、定常状態での必要換気量はザイデルの下式から求める。

Q=k/(Pi-Po)

 Q:必要換気量(m3/人×h)

 k:一人当たりの二酸化炭素発生量(m3/人×h)

 Pi:室内空気の二酸化炭素許容濃度(単位なし)

 Po:外気の二酸化炭素濃度(単位なし)

 

単位なしは数値を代入する。

例えば1%であれば0.01、1000ppmであれば0.001。

ppmはパーツ・パー・ミリオンで、分母が100万を意味している。

 

例題1:最低限必要な外気の必要換気量は?

定常状態における室内の二酸化炭素濃度を上限の基準である1,000ppm以下に保つために、最低限必要な外気の取入量として最も適当な値は?

条件:一人当たりの二酸化炭素発生量は0.024m3/人×h、人から発生した二酸化炭素は直ちに部屋全体に一様に拡散される、外気の二酸化炭素濃度を400ppm。隙間風は考慮しない。

 

Q=k/(Pi-Po)=0.024/(0.001【1,000/1000,000】(=1,000ppm)-0.0004【400//1000,000】(=400ppm))

=0.024/(0.001-0.0004)=40m3/人×h