国土交通白書から
- 日本の長期エネルギー需給の見通し(経済産業省)において、2030年の電源構成のうち再生可能エネルギーを22%~24%と見込んでいる
- このうち洋上風力発電については、①洋上は陸上に比べて強く安定した風が吹くことから設備の利用率が高い、②洋上は風車の大きさに関する制約が少ないため大型の風車の設置が可能という洋上によるメリットが挙げられる
- 最大級の発電規模となると5メガワット級(約1,300万kWh/年→一般家庭約4,210世帯分に相当)があり、大きさは高さ約150mを超え、非常に大きな設備となっている。
- 北九州市では、平成28年8月より洋上風力発電事業者を公募し、平成29年2月にひびきウインドエナジーを占有業者として選定した。
- 総事業費は約1,750億円、5メガワット級を最大44基設置し、平成34年度より着工し、順次運転が開始される予定。
コメント
- 日本の再生可能エネルギーは現状4%程度(少し古いデータですが…)となっており、それに比べると20%超は相当の進歩のように思える。
- 現状の天然ガスや石炭が20%であり、それを再生可能エネルギーに置き換えるとなると技術革新や導入の手間等の多大な労力となることが予想される。
- 「地球温暖化対策計画」(平成28年5月)によると温室効果ガスを2030年度に2013年度比で26%減(中期目標)、2050年には80%(長期目標)としているため目標達成には他分野・広範囲での抜本的改善が求められていると感じた。