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耐震補強系(Ⅱ-2)の過去問対策論旨【技術士・建設部門 コンクリート】


 

 近年、技術士・建設部門 コンクリートのⅡ-2で頻出の耐震補強に関する問題の要旨を書いていきます。

 自分でいろいろ調べた結果なので、正しくない部分もあるかと思いますが、僕と同じように『とにかく回答例が欲しい』という人の参考になればと思い、書いていきます。

 ここでは要旨のみを書いているので、気になったら各種のリンクから詳細について確認してください。

 

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 耐震補強するために調査すべき項目

 構造物の保有水平耐力の確認→強度、靱性、形状のよさ、劣化の度合

  詳しくはこちらから→耐震設計とは

目標とする耐震性能

 建築基準法に則った耐震性能とする。

  • 中規模程度の地震に対して:ほとんど損傷がない
  • 大規模程度の地震に対して:倒壊・崩壊しない

 詳しくはこちらから→目標とする耐震性能について

 

 

耐震設計に関する業務手順

 目標とする耐震性能と現状の構造物の耐震性能を比較し、必要な性能を検討し、補強設計を行う。

 

想定したコンクリート構造物とその損傷状況

 RC橋脚においてコンクリート塩害アルカリ骨材反応による損傷が見られた。

 

 塩害とアルカリ骨材反応の損傷の仕方を調べて回答に具体性を持たせる。 

 

提案する補強工法と設計上・施工上の留意点

 巻立て部を薄くできるため、建築限界等の制約があっても適用しやすいく、巻立てによる自重の増加が少ない鋼板巻立て工法とする。

 

設計上の留意点
  • 注入材が確実に注入されるように断面寸法、高さ、注入材の流動距離等を考慮する。

 

施工上の留意点
  • 長期的に鋼板の腐食等の問題が懸念されるため、防食対策に十分に配慮する必要がある。
  • 注入材が確実に注入されるよう木製ハンマーで鋼材を軽打する。

 詳しくはこちらから→RC巻立て工法・鋼板巻立て工法の設計上・施工上の留意点について

 

感想

 自分なりに耐震補強に関する一連をまとめたつもりです。本番ではこれを肉付けして具体的に書こうと思います。必ずしも正しいとは限らないので自分が納得できる部分についてのみ回答例としてご活用ください。