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水中不分離コンクリートの特徴および施工上、製造上の留意点【技術士・建設部門 コンクリート】


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 水中不分離コンクリートの特徴

  • 水中不分離性に優れている。←水中不分離混和剤の効果による
  • 粘性および流動性が高くセルフレベリング性を有している。
  • 水中でも安定した強度を発揮する。←水中気中強度比は80%以上
  • 流動性と充填性が優れている。
  • 付着性が優れている。
  • 水質汚染の防止が図れる。
  • 工事の簡略化と工期の短縮が図れる。
  • 通常のコンクリートに比べ凝結が遅延する。
  • ブリーディング、レイタンスが少なくなる。←水中不分離混和剤の効果による

 

水中不分離コンクリートの施工上の留意点

  • 静水中に打設する。
  • 水中落下高さは50cm以下とする。
  • 水中流動距離は5m以下とする。
  • 流動性が高いためスランプフローで管理を行う。
  • 型枠に作用する側圧は、原則として液圧として設計する。

 

水中不分離コンクリートの製造上の留意点

  • 空気量は4%以下とする。
  • 通常のコンクリートに比べて粘性が高くなるため練混ぜ時間を長くする。
  • 練混ぜ性能の良いミキサを使用する。
  • ミキサの定格容量の80%以下とする。
  • 施工時に締固めを行わないことから高性能AE減水剤等を併用するが、併用したものとの相性により水中不分離性が劣化するため注意する。

 

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