10年前に存在を知っていつか取りたいと思ってた資格・技術士。
一級建築士とか、工学博士とかと比較されるような権威のある資格を自分が来月受験する。
ちなみに、コンクリート技士、主任技士、一級土木を取得し、今年初めて受験です。ちなみに、部門は鋼構造・コンクリートです。
試験に対する手応え
試験は択一式と記述式に別れていますが、択一式は過去3年の過去問で大体対応できるので特に問題ないかなといったところ。
記述式は専門知識や専門分野の今後の方針について問われる傾向にありますが、記述式がイマイチといったところ。
というのも参考書にあまり回答例がないためです。参考書には文章の書き方、論理的な伝わりやすい構成の作り方といったような「加点されるようなテクニック」は書かれていますが、肝心な内容についての記述がほとんどないためです。
技術士に求められることとして、自分で地道に知識を集積し、整理し、自分の言葉で文章にして説明するという部分があるためか、参考書に回答例はほとんどないです。というか、回答例が出回らないように規制を掛けてるのでは、と思ったりしています。
記述式の手応えをイマイチとしているその他の理由としては、分野毎に回答例を準備するのが難しいというのが挙げられます。教科書、専門誌を少しめくったりしただけでは決して出てこないような知識を体系的かつ論理的に整理することが難しく、それを全範囲網羅するのは中々骨の折れる作業でそういう部分で苦しんでいます。
今は、準備をコツコツと進めていて自分なりに回答のストックを溜め込んでいる最中です。なので問題がハマれば合格基準に達する可能性くらいはあるかなって感じです。
付け焼刃ではなんともならない試験…
今まで受験して、取得してきた資格試験と異なり回答例がないため、回答するために豊富な知識を得ることとなりますが、これが本当にキツい。
回答するためのピースを資格試験の参考書だったり、専門書から書き集めようとするけど、それが全然記述されていない。
仮にそこに記述されているとしても数多あるページの1ページ、もっといえばその中の数行。参考にできる知識があるか分からない中で参考書をめくる作業が精神的にキツいです。
「絶対成果がでるならいいけど、そうじゃなくて成果が出るかもしれないし、出ないかもしれない。それが分かるのは時間と労力を掛けないとわからない。」
この作業が必要になって、つまりそれは「真に知識を習得すること」に他ならず、合格するためには付け焼刃の勉強では成り立たないんだよなぁと体感してます。
人生という単位で必要なもの
結局、長い目でみれば出世を含めた自分のキャリア形成に必要で、短い目でみれば資格手当で月2万円が得られるから暮らしていくために必要なもの。
試験の難易度とか労力は考えなければ人生の中で絶対に必要なもの。
いつだって最初は無理だと思ってた。
主任技士を勉強してた時も、一級土木を勉強してた時も、論文のある試験は対策の仕方だったり、範囲の広さだったりで無理だと思ってた。
結局、本を読んだり、人に意見を聞いたり、自分で考えたりしたらいい答えを出せるようになった。
だから今回も同じように自分、周りの人、書籍を活用して粘り強く活路を見出していくしかないのかなと思う。
(頼れるものの少なさが今回はより一層なんだけど。。。)
目標に迎えることが至高
結局、26歳くらいから資格試験を受け続けてこられたのは好きだから。
自分の目標に対して少しずつ近づいて、結果としてその叶える過程が好きで、その中に入られるのが幸せなんだと思う。
悩んだり、苦しんだりすること、もっといえばそれが「できること」は今挑戦してるからであって、これからは挑戦する機会自体がないかも知れない。
だから向き合えることに感謝して試験までの時間を過ごしたい。
まずは1回目の、1年目の技術士試験に臨みます。