イチロー選手、日米通算4257本のヒットおめでとうございます。
一流選手の目安が2000本と言われる世界で、4257本という数字はちょっと意味がわかりません。
テレビでイチロー選手の会見を見ると記録達成の1本に特別な感情はなく、全ての1本のヒットが嬉しい旨の発言を聞きます。
逆に言えば、4257本もヒットを打っている大天才であっても1本のヒットを打つことに苦労してるとも言えます。4257回の結果を出していても1回の結果を出すことに苦心しているんですね。
個人的にイチロー選手は誰よりもストイックで、その姿勢が好きです。
限界を自分で決めないで自分の伸びしろを信じて困難を乗り越えてる感じが…。
イチローは特別だから。
特別な努力をして、特別な才能があって、特別な結果を出している。
これは少し違いますね。
日々、絶えず挑戦して、試行錯誤して、苦しんで、辛くて、諦めて、だけどまた構築する、何かを掴んで、だけどそれは掴めてなくて。
これは誰しもが持ち合わせるべき感情だと思うんです。
(イチロー選手の場合は内容のハードさは形容しがたいものがあると思いますが…)
イチロー選手は記者会見では、記録達成の、目標達成の裏には他人(ひと)に笑われてきた歴史があって、悔しい歴史があったと言っています。
イチロー選手であっても悔しさ、あるいは他人の影響を受けて、それをバネにして成果を出しているわけです。
才能がある人が死に物狂いで努力して、ようやく「1本のヒット」という結果を出す事が出来るのです。
そしたら才能があるかないかは別議論として(才能は先天的なものであるので)、僕たちも然るべき準備をするべきなのではないでしょうか?
結果として、報われなかったとしても、準備した、努力した、目指した、考えた過去は未来への財産になると私は思います。
日々の準備、姿勢、向上心、理想と現実のギャップを埋める作業をして、十人十色のバッターボックスに常に立ち続けることが大事なんだと思いませんか?