思考酒後

自分に入ってきた情報を定着、深化するために文章化

MENU

一級建築士:転倒曲げモーメントの検討、例題2(構造)

水平力Fが作用する場合、剛体が浮き始めるときの水平力に対する重力Wに対する比率α=(F/W)は? 解いてみた。 A点まわりの曲げモーメントについて考える。 浮き上がるのは時計まわりの曲げモーメント≧反時計まわりの曲げモーメントである。 ここで時計まわりの…

一級建築士:崩壊荷重・不静定構造物、例題4(構造)

崩壊荷重P、1階の右側の柱に作用するQc、1階の右側の反力V、2階の梁に作用するQbを求めよ。 ただし、梁、柱の全塑性モーメントはMpとする。 解いてみた。 ①崩壊荷重を求める。 ΣMθ=ΣPδにより、崩壊荷重Pを求める。 ΣMθ=6Mpθ ΣPδ=Pδ1(1階)+Pδ2(2階) ここ…

一級建築士:トラスにおける部材に生ずる力、例題4(構造)

部材A、部材Bに生ずる力を求めよ。引張を「+」、圧縮を「-」とする。 解いてみた。 反力を求める。 ΣH=0=P+P+H1 H1=-2P ΣM=0=3P+6P-3V2 V2=3P ΣV=0=V1+V2=V1+3P V1=-3P トラスを切断する。 部材Aを横切るように切断する。 水平方向のつり合いから部材Aの水平…

一級建築士:全塑性モーメント、例題2(構造)

柱部材が全塑性状態に達しているN(軸力)とM(曲げモーメント)はどのようになっているか。 解いてみた 全塑性状態になっている部材は、圧縮を負担する区間と曲げを負担する区間を分けて考える。 圧縮 圧縮を負担する区間の断面積Aは A=4a×a×2=8d^2 荷重P(N…

一級建築士:トラスにおける部材に生ずる力、例題3(構造)

部材ABに生ずる力を求めよ。引張を「+」、圧縮を「-」とする。 解いてみた。 反力を求める。 左右均等に荷重が作用しているため、ΣV=左反力+右反力=4P、左反力=右反力=2P トラスを切断する。 部材AC、部材AB、部材BDを横切るように切断する。 鉛直方向のつり…

一級建築士:はりのたわみ(単純梁、集中荷重)、例題2(構造)

δAとδBのたわみの比率は(δA:δB)?また、梁Bは重ね梁であり、接触面の摩擦はない。 解いてみた。 集中荷重が作用する単純梁のたわみの公式はδ=PL^3/48EIである。(覚えないといけない) P:荷重(一定値)、L:スパン【変動値】、E:ヤング係数(一定値)…

一級建築士:中立軸の位置(降伏時、全塑性時)、例題1(構造)

降伏するときの曲げモーメント(My)時の中立軸の位置と全塑性曲げモーメント(Mp)の中立軸の位置を求めよ。 降伏曲げモーメント時(My) 下図のように上部の断面のほうが大きいので、下側・引張側のひずみ(応力)が先行して降伏に達する。また、降伏に至…

一級建築士:ラーメンに作用する力、例題4(構造)

A点に鉛直荷重P、B点に水平荷重αPが作用したとき、A点における曲げモーメントが0となるときのαの値を求めよ。 解いてみた。 反力を求める。 ΣV=0=P-Vd-Ve P=Vd+Ve ΣMd=0=PL-αPL-2VeL 2VeL=PL-αPL Ve=P/2-αP/2 Vd=P-Ve=P-P/2+αP/2=P/2+αP/2 ΣH=0、Hd=αP A点に…

一級建築士:圧縮力、せん断力が作用する断面に生じる圧縮応力度、引張応力度、例題1(構造)

部材の縁における引張応力度、圧縮応力度を求めよ。なお、引張応力度を「+」、圧縮応力度を「-」とする。 解いてみた。 圧縮力 σ=N/A=120×1000(N)/200×300(mm^2)=2(N/mm^2) 図-2に作用する、軸力によって生じる圧縮力は2N/mm^2である。 せん断力 M=Q×L…

一級建築士:崩壊荷重、例題3(構造)

崩壊荷重Puを求めよ。ただし、①柱の全塑性モーメントは400kN・m、梁の全塑性モーメントは200kN・m、②部材に作用する軸力およびせん断力による部材の曲げ耐力の低下は無視する。 解いてみた。 外力のなす仕事ΣPδは、 ΣPδ=Pu×δl+100×δ2=Pu×4θ+100×5θ =4θ×Pu+50…

一級建築士:崩壊荷重、例題2(構造)

崩壊荷重Puを求めよ。ただし、①柱の全塑性モーメントは400kN・m、梁の全塑性モーメントは200kN・m、②部材に作用する軸力およびせん断力による部材の曲げ耐力の低下は無視する。 解いてみた。 左右の柱の水平変位δは等しく、回転角が異なることから、 δl=δr δ…

一級建築士:崩壊荷重、例題1(構造)

崩壊荷重Puを求めよ。ただし、①柱の全塑性モーメントは400kN・m、梁の全塑性モーメントは200kN・m、②部材に作用する軸力およびせん断力による部材の曲げ耐力の低下は無視する。 解いてみた。 左右の柱の水平変位δは等しく、回転角が異なることから、 δl=δr δ…

一級建築士:ラーメンに作用する力、例題3(構造)

A点に作用する曲げモーメントを求めよ。 解いてみた。 反力を求める。 ΣMb=PL-2VeL=0 PL=2VeL Ve=P/2 ΣV=0=P/2+Vb Vb=-P/2 ΣMc左=-PL/2-3/2HbL+VbL=0 -PL/2-3/2HbL-PL/2=0 -PL=3/2HbL Hb=2/3P ΣH=0=P+3/2P+He He=-5/2P A点に作用する曲げモーメント Ma=2/3P×…

一級建築士:トラスにおける部材に生ずる力、例題6(構造)

部材A、部材B、部材C、部材Dに生ずる力を求めよ。引張を「+」、圧縮を「-」とする。 解いてみた。 反力を求める。 ΣV=Vx+Vy=5P 左右均等の構造なのでVx=Vy=2.5P トラスを切断する。 部材A 鉛直方向の釣り合いを考えると斜め材から生じる力は-2.5Pとなる。 力…

一級建築士:ラーメンに作用する力、例題2(構造)

柱・梁の曲げモーメント分布図を書け。 解いてみた。 反力を求める。 ΣV=0=4P-Va-Ve Va+Ve=4P ΣMa=4PL+2PL-2VeL=0 2VeL=6PL Ve=3P、Va=P ΣH=0=P+Ha Ha=-P 左側の柱部材頂部に作用する曲げモーメント Ha=-Pであるため、左側の柱部材頂部(B点)にはMb=2PLが作…